【現在休止中です】当院では、脳卒中や脊髄損傷の後遺症による手足のつっぱり(痙縮)に対する治療のひとつとしてボツリヌス療法(ボトックス注射)を行っております。
ボツリヌス療法とはボツリヌス菌が作り出す天然のたんぱく質(ボツリヌストキシン)を成分とする薬を筋肉内に注射する治療法です。ボツリヌストキシンには筋肉を緊張させている神経の働きを抑える作用があるため、手足の筋肉が柔らかくなり、動かしやすくなる等の効果が期待されます。
実際の治療では痙縮のみられる筋肉に薬を注射します。効果は注射後2~3日目に徐々に現れ、通常3~4か月程度持続します。
ボツリヌス療法実施の適応に関しては、医師の専門的な診察が必要になります。