当院では、1日に2~3時間の療法士による個別リハビリを実施しています。ところが、在宅復帰のためのリハビリは療法士によるものにとどまりません。隙間時間を使って、看護部による歩行訓練も行っています。また、自宅では当然のことですが、パジャマのままリハビリをしない、すなわち毎朝着替える、といったことも大切なポイントです。それ以外にも排泄ケア、入浴介助といったところにも力を入れています。
入院生活の様子
食事の後は看護師・介護士による口腔ケアを行います。誤嚥性肺炎の予防になり、また、当院では、お口で食事をとること摂食嚥下障害に対する専門的評価・治療にも力を入れており、実際に経管栄養だった方の約50%がお口から栄養をとれるようになりました(平成28年度実績)。
また看護部による口腔ケアにとどまらず、当院はリハビリテーション病院としては珍しく歯科を併設しておりますので、入院中の歯科治療も可能な体制をとっています。希望される場合には無料の相談を最初に受け付けております。詳しくは歯科のページを参照ください。
当院では、入院患者様が安心してリハビリに専念できるように、以下の設備を整えています。 高次脳機能障害による記憶障害がある方等は、ご自宅に帰りたい、と病院から出て行ってしまう可能性もあります。これらを防止するために日立製の見守りシステムを導入して万が一の事故に備えています。入浴設備は、個別の浴室、介助浴、機械浴を揃えていますので、患者さんの状態にあわせて最適な看護・介護を提供することができます。