平成31年3月現在で175床(全棟回復期リハビリテーション病棟入院料1を算定)となっています。リハビリテーション科の単科病院としては全国でも有数の規模を誇ります。
「リハビリテーション天草病院」は民間で”初めて”「リハビリテーション」を病院名として名乗った病院です。それは初めてのことですから、名称変更には色々な苦労を伴いました。ただ、そこまでしてリハビリテーションを名乗りたかった理由があります。医療を提供する場所としての病院から、在宅へ復帰するための病院、回復をお手伝いする病院になるのだ、という強い意志がありました。
その後、幾多の増床を経て、平成31年度にはこの埼玉県東部地域における当院の役割を果たすべく、17床の増床とともに病棟の建替を行うこととなりました。リハビリテーション科の単科病院として40年の歴史があります。企業の寿命が50年といわれるなか、当院はあと数年で50歳になります。それでもまだ現役でこの地域のニーズに応えていきたいと考えております。
当院は個別リハビリテーションを重視しております。「ボバース概念」を基にした経験豊富な知識・技術を持った療法士(理学療法士・作業療法士・言語聴覚士)が、ご利用者様に合わせて自信を持って提供致します。
リハビリテーション部全体として年間1,000万円の予算を研究・研修活動に投入し、ボバースの講習会への参加やその他の研修会へ参加しています。とうとう当院からボバース法のインストラクターも誕生しました。今後はインストラクターの派遣その他も含めて地域に貢献していく所存です。
脳卒中による上肢麻痺の回復を促進する目的で電気刺激療法(Muro solution)を取りいれてリハビリテーションを進めています。
当院ではこの分野の第一人者であります順天堂大学リハビリテーション科藤原教授の指導のもと実施しています。
必要に応じて上肢装具療法(Spider sprintなど)も併用してより効果の高い介入を目指しています。電気刺激療法と上肢装具療法には適応がありますので担当セラピストにご相談ください。